なぜ??これからの飲食店に衛生管理が重要なのか? その2
2020/08/30
HACCP準備をしないとさらに二極化?
「二極化」という言葉は、もう随分前
から耳にタコができるくらい聞かされて来ました。
飲食業界に限らず、全ての業界で・・・。
HACCPはもともと大企業の食品工場などで
推し進められてきたわけですが、
その簡易版とはいえ、老夫婦の中華料理店
などが衛生管理計画書や重要管理点の
確認や問題があった時の対策計画など、
結構な作業を強いられます。
「そんなことしなくてもうちの店は
食中毒なんて出したことがないし、
今もマニュアルとかなくても防止対策は
しっかり実行しているよ!」
「しかも面倒だよ!」
そんな声をあちこちで聞きます。
繁盛店さんを拝見すると・・・
・美味しい!(味)
・雰囲気がいい!(空間や時間)
・店員さんの感じがいい!(接客)
・外観(インスタ映え)&五感
だいたい上記の4要素のバランスが
よいお店だったはずです。
詳しくは次回に書くつもりですが、
世の中は以前より相当なスピードで
変化をしています。
昔は物事の変化のスピードの表現として、
ドッグイヤー( 犬の1年の成長は
人間の7年に相当)などと言われ、
その後、マウスイヤー(ネズミは人間の
18倍の速度で成長する)とまで言われています。
これらの言葉は主にIT業界に使われて
いますが、消費者の価値観の多様化もあります。
またコロナというモンスターの出現は
さらにお店の運営に大きな影響を与えるのは必須です。
これまでのやり方や考え方では、
ダメだという意識は少なからず、あるかと思います。
そこで・・・
2021年6月に完全施行されるHACCP義務化
を逆手にとって、持続可能な飲食店を
目指してほしいです。
コロナによって、長期間休業をやむなく
され、また、感染数が非常事態宣言前より
増加して・・・
また、自粛?
いえ、自粛というより、国民の気持ち、
外食ユーザーのマインドが問題です。
もう賢明なあなたはお気付きかと思います。
(1)HACCP義務化→法律なのでやらねばならない
(2)コロナ対策→しないわけにはいかない。
この2つを、この機会に、やってしまう。
しかし、やみくもにやるのは無駄も多いです。
ましてや売上減少が半端ない状況で、時間も
お金もかけれません。
でも、前述の2つは
『緊急でないと思いがちですが、将来を
決める重要な内容』です。
「緊急でないが重要」という事項です。
次回お伝えしますが、
飲食業の未来予測とも関係してきます。
今回は、衛生管理(HACCP実施)は面倒かも
しれないが、やった方がいいかもしれない・・・。
そんな感覚を少しでも抱いて頂ければと
思います。
次回は「飲食業の未来予測」を中心に
HACCPとの関連性などお話させていただきます。
厨房を取材させてください。